営業と製造など複数の部門を有する会社に支援に入った際に、お互いに反目していることがあります。自身の仕事の成果を求めるあまり、お互いに相手のあら探しをして要求や改善を求めていますが、相手の苦労や大変さは理解しきれていません。
その結果、お互いの意識は合わず、縦割り意識が助長されて組織がバラバラになってしまいます。

 縦割り意識は大会社固有のものかと思われるかもしれませんが、継続的に1つの中小企業支援をさせていただく中で、従業員100名未満の会社でもそういった事態によく遭遇します。
こういった事象が起きる理由は、いくつか考えられると思いますが、根本的な要因は会社方針の共有と意識合わせが不十分であることが挙げられます。

 自信の持てる中長期的な会社方針を構築できず、社員に示すことが出来ないため、目先のルーティーン業務に没頭し、経営者本人をはじめ社員も自身の業務のことを中心にしか見ることができないようになってしまいます。
そこで大切になってくることは中長期方針の構築と意識合わせです。

 この方針構築には、経営環境を的確に把握し、経営陣だけではなく従業員も含めた皆が納得感のある方針構築が大切になってきます。
経営環境把握が不十分だったり、従業員の現場感覚を把握していなかったりすると、現在の会社に合った方針構築はできません。

 私たちは事業調査を通して会社の実態を明らかにするとともに、経営者の方針構築を支援させていただきます。
また、組織の縦割り意識による意識のずれを見抜き、会議体等を通じて方針に実現に向けた意識合わせの支援をします。

 この、意識合わせが上手くいくと皆がどんどん協力的になって部門が協力しながらプロジェクトを推進する組織力が向上していきます。
そして、各部門が会社方針実現に向けて横断的に協力しながら、現場改善から新製品開発など新しい取り組みができるようになってきます。
 御社の会社方針は従業員に浸透しているでしょうか?今一度見直してみましょう。

コンサルタント 岩倉 光隆